一人一人が自覚と責任をもつこと

何年か前に受けた研修で

印象に残っている話がある。


淡路大震災で交通が麻痺し

公共交通機関を利用する人の

長者の列ができていた。

その中の人が、

「バスに乗るのに1時間も待った」と

話したのに対し、

障がい者の方が

「1時間待って乗れるならまだいい。

僕たちは何年待っても乗れない」と

話されたそうだ。

当時、障がい者の方が

バスに乗りたい旨を伝えても

「自分で乗れないなら

乗らなくていいです」と言われるのが

障がい者に対する

当たり前の対応だったようです。



先日から、バスや電車を使って

車いすの方たちと

お出掛けする機会があった。

都度、運転手さんや駅員さんが

スロープを設置して

丁寧に案内してくれた。

淡路大震災での出来事があってから

ずいぶんと障がい者の尊厳や権利が

保障されるようになったのだと思った。


この1週間は、

色々と振り返りながら

これからについて考えさせられた

「障害者週間」(12/3-12/9)だった。

人ごとではなく

国民一人一人が

それぞれの役割と責任を自覚して

主体的に取り組んでいかないと

いけないですね。

ね!渡部さん。