職人技

夏本番になり、暑い日が続いています。

体調など崩されずにお過ごしでしょうか。


今日は昔話から始めたいと思います。

時はさかのぼる事、二日前…

そう、水郷祭があった土曜日の一コマです。


花火が何千発か打ち上げられた中盤頃に、ひとりの人が「花火を見てると心が洗われますね」と言われました。

僕は、花火がキレイだとは思いますが、そこまで思ったことがなかったのでハッとする思いでした。

その人は「この花火のようなステキな笑顔で人生の最後を締めくくりたいなぁ」と続けられました。

まだ若い人なので、その瞬間は当分先の話ですが、そこまで思わせる花火の力はスゴいですね。

花火のスゴさは花火職人さんのスゴさでもあります。

職人技がつくりだす、夜空を埋め尽くす芸術の数々に何百、何千の人たちが心を洗われたことでしょう。

職人技は技術だけではなく、職人の「勘」もあります。

計算だけでははかれない、長年の経験がつむぎだす職人の「勘」は何だかカッコよく思えます。


僕たち支援者にも、この職人の「勘」が必要なときがあると思います。

長年の経験や関わりの深さによって、言葉はなくても利用者さんの考えが分かる(ような)時があります。

利用者さんと支援者が創り出す「信頼関係」と、職人の「勘」が同じかどうかは置いておくとして、

相手の気持ちを察する力は、ある種の職人技だと思います。

花火を見ること一つとっても、人によって様々な感じ方があることを念頭に置き、色々な人と関わりながら、

元・職人という観点から「介護職人」として職人技に磨きをかけていこうと思います。



以上、連日の暑さでバテ気味なのを理由に、まとまりのない文章を書いてしまう八壁でした。