待合室にて

新年 あけましておめでとうございます。

本年も よろしくお願い致します。


今日は久しぶりに、かかりつけの皮膚科に行きました。顔のかゆみと赤みを市販の薬でしのいできましたが、どうにも治らないのと、来週から自分にとって新しいことが始まるようなので、キレイな顔で臨もうと足を運びました。

土曜日ということもあり、待合室は人でいっぱいです。受け付けだけ済ませてから車中で過ごすこと1時間。再び院内に入りますが、まだ座れる所はありません。名前を呼ばれて診察室に入り、診察も無事に終了して待合室に出ると、4人掛けの長いすが右端だけ空いていたのでそこに座りました。

しばらくすると、お母さんと中学生くらいの娘さんが入ってきましたが、座れる所はありませんので窓口付近で立っています。間もなく僕の左隣に座っていたおばあちゃんが会計で呼ばれたので、一人分の席が空きました。立って待っているお母さんが、娘さんに空いた席に座るよう促しますが、娘さんは首を横に振って拒否しています。そのやりとりを何度か見た後、たまらず「どうぞ、座って下さい」と席をゆずりました。安堵の表情を浮かべた娘さんは右端に座り、お母さんも隣に座りました。

立って待つ間「おじさんの隣は座りにくいのかなぁ」「恥ずかしいのかなぁ」などと考えていると、ふと現実の支援に置き換えてみました。

こだまの利用者さんにも女性の方が多数おられます。普段から僕は何気なく隣や正面に座って話などをしていますが、利用者さんの中には恥ずかしい思いをされている方もいらっしゃるかもしれません(思い過ごしかもしれませんが)。適切な距離感を保ちながら関わっていかなければと痛感しました。


以上、「相手の立場に立って考えること」の重要性を思い出した八壁でした。