先日、東部医療センターへ行った時の事です。

こだまが開設した頃ホームヘルプを利用していた方に久しぶりに会いました。

当時、彼女は共同作業所で働いていました。

 一人暮らしをしたいとアパートでの生活をはじめました。

 少しづつ自信をつけ、ヘルパー3級の資格もとりました。

ヘルパーとして働きたいとの思いがつよくなっていったようです。

その後老人施設で仕事していました。

ヘルパー2級の資格がが必要と頑張って取得しました。

テキストでわからない時、レポート提出の時、こだまにきて一生懸命勉強していました。

 今は病院に勤務されています。

直接患者さんにかかわる事はないそうです。

「一度はあきらめかけたけど

人生一度しかないから私あきらめません。

やっぱり、ヘルパーとしてまた働きたいから」

 ハローワークに相談にいっているそうです。

 今もアパートでの一人暮らしをしています。

一人暮らしを楽しんでいるようです。

 生活はそんなに楽ではないと。

給料は、アパートの家賃と光熱費を払ったらなくなるそうです。

そんな中でも節約し、3月には古くなった通勤用の自転車を

買い換えようと思っているそうです。

「私は、今の自立支援法は嫌いです。

全然“自立”の手助けなんかしてくれない。

年金も毎年下がっていくし。

周りの理解もすすんでいない。」

 こんな彼女の声になんにも答えてあげる事ができませんでした。

「私もこの先短い人生だけどあきらめないでがんばらないとね。」

とわらって別れました。  

 彼女の成長ぶりに感激し、励まされた仁宮でした。