原  点

 昨夜の『普通に生きる』のDVDを見て

思ったことは原点ということだった。

学校を出て島に帰った青二才に気を止めてくれて

障がいを持った人たちとの関わりの仕事をするなら

『親の気持ちが分かるようになれ!』と

養護学校の訪問教育の講師の職を紹介してもらった。

 訪問教育とは学校に通えない子どもの自宅に行って

勉強をすること。

 CPと水頭症の二人の子どもの先生になった。

健康作りのために散歩に出たり、新聞紙の雪で遊んだり

影絵を作ったりと楽しかった。時には、突然お父さんと

近所の公園に大きな凧をあげに行くこともあった。

そんな保護者との付き合いに中で今の自分が

作られてきているように思う。

 DVDの中で、選ばなければ通う場所はあった。

でも、自分の通わせたい場所がなかった。という話があった。

そうなのだ、通わせたい場所、でなければならないのだ。

あそこに行けば、子どもがのびのびしている

生き生きしている、帰ってからも笑顔で過ごしているよ

と言われるような場所でなければならないのだろう・・・

今年は、こんな機会をたくさん作れるように

していきたいと思う。

                  山田