「笑い」が世界を救う

ホスピタル・クラウンをみなさんはご存知でしょうか?

病院などで心のケアをする道化師(日本ではピエロと表現)の事です。

先駆者はアメリカの医師パッチ・アダムス氏であり

ロビンウイリアムス主演で映画にもなりましたので

ご存知の方も多いと思われます。


日本でも大棟耕介氏(40名のクラウン集団「プレジャーB」代表)の活躍により

数年前より、ホスピタル・クラウンの存在が俄然注目を浴びるようになりました。


心や身体の病気で気力を失ったり

不安と恐怖心により本来の子どもらしい表情を失った子どもたちに対して

笑いを提供することにより笑顔を取り戻してもらうという活動は

実は僕が携わっている福祉の現場でも共通する部分があると思います。

いや、職場だけではなく、家庭でも地域でも学校でも、どこでも言える事でしょう。

それも世界に共通する考えではないでしょうか?

「笑い」は人類を救うといっても大げさではありません。

(ただし、「笑い」といえどもルールがあります。

 必ず個人をターゲットにしない事、

 そして自虐のネタに終始しない事の2点を僕はあげます。)


僕の勤めているこだまでは、毎日、笑いが絶えません。

朝から職員同士で笑っています。

利用者の人が合流すると、さらに笑いが広がります。

笑うと全身に不思議な力が湧いてくるのです。

自分が笑うとみんなも笑い、みんなが笑うと自分も笑う。

すると、もっともっとがんばろうという気力が湧いてきます。

もっとみんなが笑顔になってくれるようにと力が湧いてきます。

すごい力です。「笑い」の力は。


これからの人生も

一回でも多く笑って生きていたいです。

もちろん、まわりの人たちにも笑っていてほしいし、その力になりたいと思います。


僕の周りの人たちへ

     地域の人たちへ

        日本中の人たちへ

            世界中の人たちへ

                    笑顔が広がりますように。

                                                                      

                                   渡 部