ピカピカの一年生

 今年度PTAの役員になってしまった、こだまのお母さんから

心温まる話をお聞きしましたので紹介します。

 ある夜、PTAの役員会が開かれることになり

子供を連れて参加することも了承されていたそうですが、

いざ、出かけようとすると

一年生になったばかりの子供が

「僕が見ているから、おかあさんひとりで行っておいでよ」

と思いもかけない言葉が返ってきたそうです。


それを聞いたお母さんは、ちょっと心配しながらも

一年生のぼくの申し出を受けて出かけたそうです。

お母さんが出かけた後、二人の兄弟の機嫌が悪くならないように

あれやこれやと気を使う一年生の姿が想像でき

ウルッとしてしまいませんか。


帰ってみると、あとの二人の兄弟の面倒を見て

とってもお利口に待ってくれていたそうで

ギュッと抱きしめてあげたそうです。


ピカピカの一年生になったばかりのぼくが

とってもたくましく、大きくなったなーという感慨がわいてきました。

実は53年前にも同じような光景がありました。

朝早くに自宅で生まれた久くん、

それを8歳の姉がおばあさんを呼びに

10キロの道を歩いて知らせに行ってくれたそうです。

何とかしないといけなくなった時、

子供は偉大な力を発揮しますね!


我が家の子供たちなど、いつまでたってもひよっこのままなのに

とても上手な子育てをしているなー、と感心した次第です。


                山田