大輪の花が咲いたような

このタイトルは、20代のころに働いていた

作業所の仲間たちが、日々変わっていく姿を見て

本当にひとり一人が、大きな花を咲かせているな~と

認可施設になる前に出版した

本のタイトルにした言葉だ。


10年目を迎えたこだまでも

同じように利用者のひとり一人が

大きな花を咲かせようとしている。

食事の時、スプーンやフォークを使って食べていた

利用者が根気よく箸を使うことに取りくみ

周りにこぼすこともなく上手に食べるようになったり

あんなに、持っているお金は全部使い切らないといけなかったのに

いつの間にか、決められた金額で

終わることができるようになった利用者


目標をもった取り組みや配慮が

毎日の積み重ねで大きな成果へと変わっていく。

今日も自我に目覚めた(?)利用者の方の報告を聞いた。

なんだか、嬉しくなってくる。

小さな積み重ねが、おもわない花を咲かせてくれる。


                山田