子供の頃の節分は・・・。

 今日から2月! こだまでは節分の鬼のお面と豆まき用の升ができあがって節分当日を待っています。

節分と言えば今はスーパーで節分用に加工した袋に入った豆を買うようになってしまったが、

子供の頃は母が竈で沢山の豆を煎ってくれた。竈には柊の枝を入れてパチパチと葉の焼ける音を出す。

この葉が弾ける音を鬼が怖がると教えてもらった。

そして、子供のする事は柊の枝と鰯の頭を玄関に差し、

夕ご飯が終わると大きな声で「鬼は外! 福は内」と豆まきをする。

本当に大きな声でやっていたのに、今は我が家では誰もやらなくなった。

近所が近すぎて恥ずかしい、と娘たちは激しく拒む。

こんなふうに伝えていかないといけないものが、消えていってしまう。

ところが、親二人はそれぞれの職場で鬼の面を作り、

少し大きな声で、「鬼は外、福は内」と声も出す。

それで節分が終わったようになり、家での節分は年々簡単になっていく。


こんな親ではいけないと思っていても毎年同じことを繰り返している。

もし、娘たちの子供(孫)にあえたら、

鬼をいっぱい作って、豆も一緒に煎って、節分のいわれをきちんと伝えて

大きな声で「鬼は外、福は内」と言ってやろう!

              やっぱり昔を懐かしむ山田