何を想う
送迎にいく利用者のお宅の玄関先につばめの巣があります。いつからか見るのが、送迎時の楽しみになりました。
今日の朝は、まだ数羽巣に残ってのほほんとしているようでした。
親ツバメや兄弟ツバメたちが「はやくおいでよ」といわんばかりに、
周囲を飛び交っていました。
ツバメは巣から落ちたりしたこともあるようでしたし、私がみたときは、
親鳥がもってきた虫を渡しそこねて、巣の真下に落下。慌ててまた探しにいきました。
なぜか巣は両脇にもひとつずつあり、しばらくするとみんなで移動してだんだん狭くなる巣に片寄せあいたたずむ姿もかわいらしかったです。
夕方の送りの時点では雛たちはみんな巣立っていました。今日で見納めです。
お母さんは、もう数年で成人になる子供たちと照らし合わせ、
なんだか寂しいような、それでいて微笑んでいらっしゃいました。
「せめて夜だけでも帰ってきてくれないかな・・」なんてこともいっておられました。
我が家ももうすぐ二人目が生まれます。子供たちが巣立つときにどんなことを想うのだろうと、お家をあとにしながらぼんやり考えました。
そのときはそこのお父さんお母さんのような、暖かい目でいられたらと思います。 川上