サンタはつらいよ

こんばんは。川上です。

クリスマスが目前です。

我が家では娘が毎日食事の場面で落ち着きが無く、

「そんなことではサンタがこないよ」「ほら、サンタがみてるんじゃないの」と言われ続け、サンタのプレゼント目当てに食事をなんとかたいらげるという日々を送っています。

11月~12月前半にかけてこのような会話が日本の小さな子がいる家庭できっと繰り広げられていることでしょう。

これをいわば「サンタシステム」(仮称)と呼びましょう。

このシステムを使って、若い親は子供にしつけを教えます。親は「サンタ」という得体の知れない存在を子供に示すことで、その第3の力を享受し、普段のしつけでうまくできないこと(ゆうことを聞かない)をうまくいかせるようにします。

そして子供からみれば、「がんばれば(あるいはいい子にすれば)、ごほうびがくる」ことを明確に理解することができ、正しい行儀やマナーを実行しようとします。


今の時代、本来の「クリスマス」や「サンタクロース」の存在、意味とはかなりかけはなれているものになっているでしょう。良くも悪くも、「日本(人)らしく」なっていますね。

この話、今考えているだけでも、そしてもっと掘り下げるとすごいおもしろい話題になりそう。いろんなものが見えてくる気がします。


そして何より困るのが、「サンタ」からのプレゼントです。

我が家にはサンタさんが持ってきてくれるので、それまでに娘に「何がほしいか」を聞き取り、「発注」をかけなければなりません。

しかも、今日になって娘がほしいものを変更しました。やれやれです。

そして、下の息子は、まだ何がほしいかなんていえない年ですから、ある程度親がリサーチして、「発注」をしなければなりません。

先日、平田本陣記念館にいった際にみた「タツノコ展」の影響もあり、

ヤッターワンがいい」と、自分の好み全開で嫁に相談したら、「自分が遊びたいだけでしょ」といわれ玉砕しました。


昨年のクリスマスの朝、子供が寝ぼけながらも枕元にあるプレゼントを目の当たりにし、プレゼントに触れたときの表情がなんともいえないものでした。

またあのときのような表情がみれると思うと、結局は楽しみでしょうがないのです。