ハッっと。

島根県でもコロナウイルスの感染者が報告されてなんだか落ち着かない日々が続きそうでそうね。

こだまでも家に帰ってからも手洗いや消毒に気を使っています。

そして来月には我が家に女の子が生まれます。どうやら大変な時代に生まれることになりました。

先日政府からも緊急事態宣言が発表されてハッっと思い出したことがあります。

ずいぶん前にNHKの100分で名著という番組で知ったカミュという人が書いたペストという小説です。

 

ペストがヨーロッパに蔓延し、ある街の人々の行いが様々な視点から描かれています。

神の災いだと許しをこう人や混乱に乗じてお金を稼ぐ人、苦しんでいる人を救う為に一生懸命な人、我が子を亡くしてしまう人、裏ルートで街から逃げようとする人、、。小説はモヤモヤした終わり方ですがどんな時代でも全員がしっかりと不条理に立ち向かうのは難しいことのようです。

多分、どんな状況になっても”個人”ではなくて”人”という単位で疫病に立ち向かうことが大切なんだなと作品を知って思いました。個人が感染しなければいい、感染しても症状が出なければいい、治ればいいという話でもないように思います。そしてやっぱり最前線で張り詰めた空気の中で闘う方はおられます。そこへの協力は感染しないこと、ウイルスを運ばないこと、という点では自分にもできる気がします。

 

どうやら、明日のお昼の3時?ごろにNHKで再放送だそうです。4節分、一挙に100分です。

 

そしてもう一つハッっと思い出したのはちょっと前の映画、「アポロ13」です。

最近世界中でミュージシャンやスポーツ選手が自宅で楽しめるライブや運動をSNSなどで発信しています。どうにも直接会うことができないという状況でカメラの向こうの相手へ伝わるようにと一生懸命な様子が月へ帰還するために地球で知恵をしぼるスタッフの姿に重なりました。余談でした。

 

ありがたいことに刻一刻と島根県松江市内での事業所や施設の対応が変化していく中で、こだまさんと声をかけていただき、微力ですがみなさんの助けになっているように思います。直接お会いして支援をさせていただくことが私たちの毎日の業務ですが直接会うことができなくなった場合、何かできることを考えておかなければなりませんね。

 

明日は日野さん?でいいでしょうか?