親と子

息子は私そっくりだ。

私の小さな頃にそっくりだ。


やることなすこと

たぶんこうなるだろうと思うと

だいたい予想通りの動きをする。


親として子どもをしかったり、注意をする場面でいつも思うのは、

自分も同じように言われていたということだ。


だから自分も同じ頃にできていなかったことを

注意をしていると、申し訳ないなと反省してしまう。

「お父さんも一緒だったよ」と心ではつぶやいている。


叱っておきながら、自分に還ってくるようなそんな奇妙な感覚。


親になる、ということは

自分が育たなくては。

自分を磨かなくては。

子どもが成長することは、親の成長でもあるんだなと

つくづく思うのです。川上