生活介護は今年度より3グループに分かれて活動している。
その一つが、事務所の1階を使って活動しているグループ。
長年利用している方と、今年度から利用したかた、
他の生活介護との併用で週に1~2回の利用の方など
一日5~6人のメンバーになる。
長く利用している方には、これまでやってきた作業をもとに
その人にしかできない製品づくりをしていこう!
新しい利用者の方には、こだまでしかできない体験をいっぱいしてもらおう!
と取り組んでいます。
決して弱い立場ではなく、自分を堂々と出し、
いっぱいの我儘を言ってもらおうと思っています。
先日このグループでこだまCaffeを行いました。
利用者の方より職員のほうがノリノリだったような気もしますが・・・
4月からこの日に向けて、市内のカフェ巡りや下見もしてきました・・
前日の準備から、当日のお客様を迎えての接待まで
なんだかあわただしく過ぎましたが
みんな生き生きとしていたように感じました。
こんな機会を増やし、
自分たちから、情報発信ができたらいいなと思っています。
曳野碧里さんに変わって・・・碧里イエローカードです。
滋賀県甲賀市にある『やまなみ工房』がfacebookでこんな事を発信していた。
『僕達は全ての利用者の皆様にその人にしかない豊かな表現と可能性があると確信しています。
目の前の利用者に才能があるか否か、活動を好むか好まないか等、支援者が簡単に判断や選別することで機会を奪う事は絶対にすべきではないと思っています。
彼等は活動に向かうまでの時間や方法が一人ひとり違うだけ・・・』
先日、メニュー表を書いて貰いたくて筆と半紙をある方の前にセッティングした。すぐには筆をとられなかったので、黙って隣で見本を書く私。しばらくすると筆をとられたので、やった!書いてくれる!と思ったのも束の間… スラスラ~と書かれたのは「白昌」「春」そして最後は「ストライキ」‼︎
2人で大笑いの瞬間でした。
習字はその場をもって終了しました。私の企みは見事惨敗。しかしそれ以上に相手の素直な気持ちがわかった事が何よりの喜びでした。
私が書いたごく普通のメニュー表とは比べものにならないくらいに輝いた書でした。
上手く行くことも行かないこともあって当たり前、気がのる時ものらない時もあって当たり前。
早々に答えや結果を求めず「待つ」。
そんなことを教えてもらいました。
イエローカードの曳野碧里でした。