5つの感情はみんな大切な自分の一部

僕の今、子ども達に見せたい一番お勧めの映画を紹介したいと思います。

その映画とは

今年の夏に公開されたディズニー製作のコンピューターアニメーション映画「インサイド・ヘッド」です。

11歳の少女ライリーの頭の中を舞台に、喜び、悲しみ、怒り、嫌悪、恐れの5つの感情がそれぞれキャラクターとなり、人間の感情の在り方をどうあるべきかを伝えてくれる内容です。


実は僕にもライリーと同世代の娘を含めた3人の子ども達がいます。

親バカだと思われるかもしれませんが、僕の子どもとは思えないほど、最高に誇れる自慢の子ども達です。


僕はその子ども達に常々伝えている事があります。

「悲しみや怒り、そして嫌悪に恐れのマイナスの感情とも向き合い、(あなたも私の大切な一部なんだよ。ありがとう。)と抱きしめてあげてほしい。今の自分のありのままの感情を吐き出せばいい。そしてその感情と向き合う事が大切。ただし、すぐに自分で『いいとこメガネ』を発動し、気持ちを切り替えられる強さを身につけよう。言うべき事は伝えたうえで相手に謝る大きな心を持とう。」とことあるごとに伝えてきました。

それが、たまたま夏休みに子どもたちと鑑賞した映画「インサイド・ヘッド」の内容と見事にリンクしたのです。何かの深い縁を感じられずにはいられませんでした。


僕を含めた大人たちは、どうしても(この子の将来の為に・・)との想いに捕われすぎて、一般的に負の感情と思われがちな『悲しみ』『怒り』『嫌悪』『恐れ』に対しては否定的に捉える習性があります。でも、それは間違っていると思います。

その4つの、いや4人の感情も、大切な大切な自分の一部なんです。その感情も含めて、初めて『自分』という存在が成り立つのだと僕は考えています。


今の自分の感情と常に向き合ってみて下さい。そして、世間一般でいう負の感情が顔を見せたとしても(愛しているよ)と力強く抱きしめてあげて下さい。

すると、知らないうちに心がほっこりと暖かくなり、感情のリーダーである『喜び』が帰ってきます。


ぜひ、この冬休みにはディズニー映画「インサイド・ヘッド」を子ども達と一緒に鑑賞してみて下さい。


※本年もこだまの活動に賛同・参加していただいた利用者をはじめ、そのご家族、関係者の方たちには心より感謝を申し上げます。

みなさまのお力添えがあってこそ、こだまは存続し、そして未来に向かって歩み続けられる事を職員一同、心より感謝しています。

おちょっこちょいで天然の職員も多く、頼りない面もあるとは思いますが、全員が利用者を愛し、そして、こだまを愛する純な心を持った職員たちばかりですので、そこは暖かく見守っていただければ幸いであります。

来年も本年同様、NPOこだまを見守り支えてください。よろしくお願いします。

みなさま、良いお年をお迎え下さい。

                                 渡部

 

                                次は 田崎さんです。