僕の過去の「恐怖」から学んだ事

この世界にはあらゆる種類の「恐怖」が存在する。

ただし、人それぞれにその「恐怖」に対する定義や優先順位は違うと思う。


僕の場合は、対人に対する恐怖が一番であり、以前のブログでも紹介した通り

小学生時代に対人恐怖症を患っていた。しかし、幸運にも両親の助けや恩師との出逢い

そして自分自身の努力により、その困難を克服できた。

なぜに対人に対して恐怖を抱いていたのか?


それはコミュニケーションが上手にとれなかったから・・・。

自分では相手を気遣ってやさしい言葉を投げかけているつもりなのに

相手には本意が伝わらない。最悪の場合には、怒られる事もあった。

「なぜ?」と自問自答を繰り返す日々が続く。数ヶ月後、とうとう不眠症になった。

何もかもが嫌になった時、たまたまなのか、運命の巡り合わせなのか

素敵な漫画作品に出逢えた事で僕は長い長い暗闇のトンネルから抜け出す事が出来た。

その作品名は「スペースコブラ

週間ジャンプで連載していた寺沢武一作の「宇宙ヒーロー」物である。


不眠症で苦しんでいた僕の唯一の楽しみが

週一回で放送されるテレビ版「スペースコブラ」を視聴する事であった。

当時はそれが楽しみで生きていたといっても過言ではない。

今思えば、これはたまたまではなく

僕を活かしてくれる為に仏様が与えてくれた試練であり、またご褒美だと今でも真剣に信じている。


「過去の僕」のように対人とのコミュニケーションが上手にできずに

悩み苦しんでいる人を1人でも多く助けたい。

自分の中の精神世界では普通にコミュニケーションを交わしているつもりなのに

眼前にいる肝心の相手には全く本意が伝わらない「なぜ?」の繰り返しが

恐怖へと変わる瞬間を誰にも経験させたくない。


僕の過去の経験を活かすのか活かさぬのかは僕自身の今後の姿勢にかかっている。

何をするべきなのか?と自問自答する日はしばらく続きそうだ。

                                 渡部でした。


次は、植物を愛するやさしき男の田崎さんです。よろぴくです。