年齢

今日、仕事中の車の窓からふと外を見ると、道端におばあさんが4人背中を向けて立っておられました。

ガードレール前に立って下の方を眺めながら並んでいる姿が、何だか青春めいていて微笑ましく、思わず笑ってしまいました。

隣の芝生は青く見えるといいますが、過去と未来の自分はやけに楽しそうに見えます。

幼い頃「子供は気楽でいい」というような言葉に納得できず、「子供だって辛いことはたくさんある。そんなことをいうのは大人の傲慢だ」というような会話を父としたのをなぜか今でも覚えています。

そんなことを言っていたくせに、自分が大学生くらいになる頃にはやはり「子供の頃に戻りたい」などと考えるようになっていました。

もしくは「猫になりたい」と飼い猫をからかって現実逃避をしていたりしました。

最近は街中で見かける中高生がやたらとキラキラして見え、私もあの頃にもっとキャピキャピしておけば良かったと悔やんだりしています。

昔の自分が聞いても、猫が聞いても、「私だって大変なんだから」と怒るかもしれません。

その当時は辛かった事やつまらなかった事も、ある程度年月が経てば薄れてしまいます。

「あの頃が一番楽しかった」などと言ったりしますが、その時の気持ちはその時しか本当にはわからないのだから、どの時代の自分が一番楽しかったかを本当に知ることは一生できないのかもしれない、と思ったりしました。

下大迫でした

明日は山田さんです。よろしくお願いします。