伝わる

私事ですが、現在出産にむけてしばらくの間お休みを頂いております。

ここ数週間、主に家の中で過ごしていたので気づきませんでしたが、一歩外に出れば肌寒く、すっかり秋になっていて驚きました。


先日、久しぶりにこだまに顔を出しました。

利用者さん、職員さん共にとても温かく迎えてくださり、居心地よく、すっかり長居してしまいました。

久しぶりに、元気で普段と変わりのない皆さんの様子をみて、元気をもらいました。やっぱり自分は周りの人に支えられているんだなあと感じました。

外へ出れば刺激を受けて、考え過ぎて疲れたりすることもありますが、誰にも会わずに一人で居るのはやっぱり寂しいな~と思っています。無いものねだりかもしれませんね。


この日、忘れかけていた事にまた気づかさせてくれる出来事がありました。

ある利用者さんの隣に座ると、おやつのおかわりが欲しい様子で、何度も私の手を引っ張っておやつのある方へ連れて行こうとされました。

「もう食べましたよ」「今日の分は終わりです」「あそこにあるのはみんなの分です」「置いといてあげてくださいね」と椅子から立ち上がられる度に話しかけました。

ちょっと、しつこかったかなと思いながらも、私の言葉を聞いて、葛藤されている様子がよくわかりました。

結果、我慢することができ、また落ち着いて席に戻られました。

欲しい物が得られなかったはずなのに、私と彼女の間には、なんだかほんわかとした空気が流れた気がしました。


「心にゆとりを持って相手と向き合うこと」

相手がどうかじゃなくて、自分の気の持ち方次第だなと最近よく思います。

仕事から少し離れた今、客観的に自分を見て、足りないところを磨いておきたいなと思います。  曳野(碧)