ブラシ
先週、木工作業でつかえるブラシを100均でみつけて、
さっそく試してみた。そのブラシは先端だけで、水の入ったペットボトルにとりつけて使用する。
ブラシの真ん中から水がちょろちょろ出て、
焼いた木材を磨くときに汚れが落ちていくのがわかりどれくらい磨いたかがよくわかる。
ペットボトルを握るので利用者のみんなにもつかいやすいかなとおもったのだが、ブラシはペットボトルに対して少し斜めについているので
垂直に持ってもブラシの先端がすべて木材にあたりにくい。
面をあてることができるためには、持ち手をひねることが必要だ。
人によっては、上手に扱える人と、まっすぐしか持てない人はやっぱりたわしのようなものがつかいやすい。そこをみきわめようと試みるのもたのしいなと最近思う。
一緒に手をそえて作業すればいいかもしれないが、あまり主体的ではないことが多い。ちょっと力を抜くと、道具があさってのほうを向いたり、落ちそうになることもある。
一人でもって、一人でできたほうがやっぱりすてきなのだ。
製品の作りに携わっているときに、ただただ作業をいっしょにこなすだけでなく、どんな道具があれば、もっとたのしく、利用者が主体的にとりくめるか、ずっとかんがえている。
形にするのは大変だけど、たまにそれがかないそうな道具がお店においてあったりする。自分が考えたり心にとどめておいたことと、みたものが重なったときは、なんだかうれしい。
そのペットボトルブラシはもともと窓のレール部分を磨くためのアイテム。
生活介護の窓を掃除してみるととってもきれいになった。
これは!と思い、3人分買ってポレポレにもっていった。
お昼前にゆったりしているお掃除好きな女性利用者3名を誘い
排水溝や、窓のレールなどを一緒に掃除した。
3人ともとってもがんばって掃除してくれた。
一人は排水溝の網の隙間をひとつずつ丁寧にあらってくれた。
一人は指定していない場所までいき、すすんでゴシゴシしていた。
一人は落ちた汚れを丁寧に拭き取ってピカピカにしてくれた。
きれいになると気持ちいいね。
このブラシおいていくから、また一緒に掃除しましょうと伝える。
これからもいきいきと一緒に活動したいと思う。
川上