犬派
我が家に愛犬の『ひなちゃん』がやってきた時
子どもたちは大喜び、由美子先生は大怒りで大変だった。
それが今では、ひなちゃんと由美子先生は
一番の仲良しになっている。
由美子先生が、夕方帰る頃になると
ひなちゃんは、玄関で寝そべって帰りを待っている。
玄関を入ってくるや、尻尾がちぎれそうな程の高速で振りながら
飛びついてゆき、早く抱っこして欲しいとせがむ・・・
なんだかご主人としては許せない光景なのだが
最近は圧倒的に、由美子先生と過ごす時間が多くなっているので
しかたないかな~とあきらめている。
子どもたちが大きくなった今の我が家は、
ひなちゃんを中心に回っているようだ
家族にあいさつするより早く、
ひなちゃんおはよう、となる。
どうやら、我が家は家族全員が犬派のようである。
わかっていてもついつい甘やかしてしまいがちになるご主人なのだが
それを知ってひなちゃんも、
食べ物をもらえるのは、ご主人とばかりに
カサカサとナイロン袋の音がすると
どこにいても、すぐにご主人のところにやってくる。
今も、パソコンんを打つご主人の足元で
見上げて座っている。
山田