生きていてよかった

 毎日の新聞はなかなか読むことができません。

それでも朝日新聞、土曜の「be」は毎週よみます。

特に「悩みのるつぼ」がすきです。

 人がどんな事に悩んでいるのだろうとちょっと知りたくなります。

回答者は、

岡田斗司夫さん・・評論家

 とても誠実なこたえがかえってきます。

上野千鶴子さん・・「お一人様の老後」の著者

 一刀両断。 そんな考え方もあったのかとすっきりします。

美輪明宏さん・・歌手・俳優「よいとまけのうた」

少し前、高校2年生女子からの相談に美輪さんがこたえています。

『人生の目標がみつかりません』 

「無気力」「無感動」「無関心」の「三無」の若い人がふえています。

「これがほしい」「必要だ」という欲望が希薄になっている

欲望は生きるエネルギーになる。

欲がなければエネルギーも中なくなり無気力になってしまう。

「無感動」というのは感動に値する文化が枯渇しているのが原因ではないか。

どうしたらよいのか?

面倒でも探すところからはじめるしかないと思う。

お金をためてパリのルーブル美術館にいく。

音楽なら1950年代以前の「本物」を聴く。

とにかく片っ端から「行動あるのみ」

ボケッとしている傍観者には楽しみ、感激、達成感は生まれない。

実行している人は「生きていてよかった」という感動にめぐりあえる。

「何かしたい」という欲がうまれてきます。

という回答でした。

すこし、極端な考え方かもしれません。

私達が今を生きる時、利用者の方と向き合う時どうでしょうか?

欲望を要求、欲求と考えたらどうでしょうか。

「何かをしたい、してほしい」要求は成長につながるといわれています。

利用者の方の要求をひきだして、かなえていく力が私達には必要だと思います。

また、「本物」をみたりきいたりすること。

私達の感性をゆたかにしていくことが大切だとおもいます。

「生きていてよかった」と思える日を一日でもおおくと思います。

 今週のお題は「私のお父さん」でしたね。

次回にかきます。ごめんなさい。

  写真はズッキーニです。       仁宮