あたたかい家族・・・

一月ほど前の新聞で一冊の本の紹介があった。

地方新聞に掲載された漫画の紹介だった。

 『ペコロスの母に会いに行く

なんだかタイトルにも惹かれるのだが

認知症になった母親の介護をしている

62歳の雑誌編集者が母との日常を書いている。


早速本屋さんをのぞいてみると、

どの本屋さんにも積んである。

ぺコンとお辞儀をした頭を、車椅子に乗った母親が

なでなで(?)している表紙に

なんだか他人ではないような気がして・・・


そして読んで見ると、長崎弁の軽妙なやり取りに

魅了され、全てを悟った母からの言葉が

何とも気持ちを暖かくしてくれる

“ようきた、ようきた”

“生きてればこそ”など

心に響くやり取りがいっぱいの

そんな本だった・・・


 そして日曜の夜、その本がドラマになって

TVで放映された。途中からしか見れなかったが

なんともあたたかい気持ちになった。

けっして、みんながみんなこのドラマのような

家族にならないかもしれないけれど、

こんな家族になりたいな~と思った。


末っ子で育ったせいか、一人暮らしを

している母には、毎日のように電話を

している・・・。

ぜひ、書店で手にしてほしい。

            山田