「終(つい)の住処(すみか)はどこに 老人漂流社会」
というテレビ番組を見ました
『ひとり暮らしで体調を壊し、自宅にいられなくなり、病院や介護施設も満床で入れない・・・「死に場所」なき高齢者は、短期入所できるタイプの一時的に高齢者を預かってくれる施設を数か月おきに漂流し続けなければならない。
「歳をとり、周囲に迷惑をかけるだけの存在になりたくない…」 施設を転々とする高齢者は同じようにつぶやき、そしてじっと耐え続けている。
ささいなきっかけで漂流が始まり、自宅へ帰ることなく施設を転々とし続ける「老人漂流社会」、誰しもが他人事ではない老後の現実。高齢者が「尊厳」と「希望」を持って生きられる社会をどう実現できるのか』
印象的だったのは
ショートステイを続けながらなんとか生活をしていた男性が
やっと特別養護老人ホームへの入居が決まり
自宅だったアパートを出ていく場面でした
持っていけるものは必要最低限なものだけ
業者は衣類や日用品など次々とゴミ袋へ入れ
家具を壊していきます
男性は妻の位牌と写真を手に涙を流し
アパートを引き払います
これまでの男性の生活は何だったのだろう
こんなに簡単に人生が始末されるのは
見ていて苦しく悲しいものでした
でもそうしなうと「死に場所」へは行けない・・・
私は我が家の後期高齢者のこれからと
私の老後について
突きつけられているようで
なんとも複雑なおもいで見ました
「老後」少し真剣に考えないといけないなと感じました
岩田