家庭教育支援条例案に思う

なにかと話題を集める大阪の橋本知事。

今回は、橋下徹大阪市長が代表を務める

大阪維新の会」の市議団が『家庭教育支援条例案』を

議員提案しようとしたのだが、その中で

発達障害について「乳幼児期の愛着形成の不足」が要因と指摘し、

虐待や引きこもり、不登校などと関連付けた上、

「伝統的子育て」によって障害は予防できるなどの記述があった。


発表直後から、あちらこちらから批判が相次ぎ

ついに今日その条例案は白紙撤回すると発表されたそうである。

いさぎ良いというべきか、内容を吟味せずに

近頃の家庭教育の崩壊を何とかしたいという

思いが強かったのか・・・。


お陰で、自閉症の捉え方の映り変わりを

改めて思い返した。


30年前、この仕事をし始めたころは

愛情不足などということが平気で

語られたいた。その後の研究成果で

今では、脳の機能障害と分かり

決して育ての問題ではないことが分かってきている。

なのに、こともあろうに・・・


     山田