2012-04-04
ここのところ、パソコンを見る時間がめっきり減り、定期的に覗いていた
ブログも御無沙汰していた。
久日ぶりに、時間ができたのでブックマークしていたブログを覗いて見ていると気にとまった記事があったので紹介する。
理念がこだまと一緒の『地域の中で生き生きと』という京都のNPO法人の
「利用者に寄り添う支援とは」という講演会の要約である。
*「地域移行」と言うけれど、施設からグループホームへ移ればそれだけで幸せ、は実はうそ。心から「ほっとできる」ホームは実は少ない。
施設より人数が少ない分、常に職員の目があって、昼間仕事で疲れて帰ってきても「ああしろ、こうしろ」と言われて気が休まる暇がない、
という利用者の声を聞くことが少なくない。
*「自立生活支援」は一言で言えば、「楽しんで暮らせている」かどうか。訓練のために生きている人なんかいない。
*今自分たちがしている支援が「自分が受けたいと思える支援かどうか」で考えてみてほしい。
*「楽しんで暮らせているか」は、実は利用者だけの問題じゃない。支援者自身は自分の生活を楽しんでいる?
「今、幸せを感じる」と言える瞬間が日々ある?苦しい、つらい、しんどい顔をして支援をしていない?
*ホームだけで完結する支援はあり得ない。地域とのつながり、地域そのものを豊かにしていく努力が必要。
*人生の「主役」は利用者本人。「自立」とは地域で主体的に生き、自己実現を図ることであり、
主体的にサービスを利用できることが重要。
*支援者は「寄り添う」ことが大切。支援者の「よかれ」や「こうあるべき」「こんなこともできないんだから」という考えや、
支援者側の都合だけで利用者の生活・行動を決めていないか?また利用者の思いを無視していないか?寄り添う「距離感」が大切。
*支援者に求められるものは、1に「社会性」、2に「市民性」で3番目が「専門性」。この順番が大切である。
*「専門職」とは、利用者自身が「困った」と思うときに頼りになる存在であってこそ。
なんだか耳の痛い話である。
でも最近、なんだかこれからしないといけない
自分の役割がはっきりしてきたように思えて
今年度の目標を立てた。
発表できるようになったらまた書いてみたいと思う。
山田