おじいさんから・・・

 『千の風になって』の訳者である新井満さんたちの呼びかけで

私の千の風という題で作文を募集したという番組を先日見た。

その中で紹介されていたのが、40代の半ばで癌になり

奥さんと3人の子どもを残して他界された方を想う奥さんの作文が紹介された。

 闘病生活を送りながら、3人のわが子の成長に合わせて宛てた

手紙をつづり奥さんに託され、奥さんは誕生日が来るごとに子どもたちに

渡してしていたという。そして成人を迎えるとき、結婚するとき、

人生の節目節目に、なき父からの手紙が届くようになっていた。

 

 この頃、同じような事を考えていた。

今の体の具合だと、そう長くは生きられない。家系的にも長生きは無理と

思っている。

 でも、自分の孫には会いたいなと思っているのだが早くなりそうもない。

今のうちに孫達に宛てた手紙を書いておこうかなと思っていたのだ。

 手作りのおもちゃと一緒に、『おじいさんは、あなたが生まれてくるのを

本当に待っていたんだよ・・・。このおもちゃでいっぱい遊んでくれよ!』

と書いて置くつもりでいる。


 家族には、そんなことを言う人ほど長生きするよ!といつも言われている。


                        山田