自分の意思で、生きたいように生きていく

 今年のはじめに、タイトルの面白さにひかれて

「こんな夜更けにバナナかよ」という本を読んだ。

ブログにも書いたかも知れないのだけれど、

札幌の鹿野さんという重度身体障害者の方が

ボランティアの人たちの介助を受けながら

アパートでのひとり暮らしをしていく様子が

描かれたいた。

そのあと、「母よ!殺すな」という本に出会い

1970年代からの障害者の自立生活運動を知った。

学生時代にその存在を知っていたが、激しい運動をする

団体であるとの印象を持たされていた。

 2カ月前に本屋さんをのぞくと、またまた面白い

タイトルの本にであった。「カニは横に歩く」

関西の自立生活運動をリードしてきた人たちの

様子を書いた本だった。

 不思議なことに、この3冊の本がみんな繋がっていた。

母よ!殺すなを書いた横塚晃一さんがモデルになって

撮られた「さよならCP」の上映活動の中で

自分たちも街の中で暮らしていこう!と決意した人たちだ。

面倒を見てもらう存在ではない!

自分の意思で、生きたいように生きていくんだ!と主張した。

 運動の始めの頃は、一部の人の考えと思われていた考えが、

今では障害者施策の大きな柱となる考え方になっている。

なんだか、急いで勉強をしていかないと、と焦ってしまう。


                  山田