被災地を訪れて
こだまボランティア部隊は、昨日お昼に岩手県大船渡市につきました。
道中、車のエアコンが故障するという、軽いハプニングもありました。それもエコライフ!と言いながら東北までの高速を走りきりました。
昨日の午後と今日丸一日、さんさんの会が活動しているリアスホールで、おかず作りをして、仮設住宅や個人宅に配達をしました。
配達の道中にベテランボランティアさんに被災した詳しい様子、エピソードを聞きながら配達に向かいました。
そこには過酷な風景が広がっていました。
震災から半年がたっても、瓦礫は山のように積み上げられ、
使えなくなった学校、お店、骨組みになった民家。
津波に押し流されて身動きができなくなった大型船。地盤が沈み、水がひかない場所。
更地になって広がる町。
防波堤を越え、津波が削り取った集落。
復旧しない線路には月日を物語るように草が生い茂っていました。
「うわあ」「すごい」「ひどい」
そんな言葉しかでません。言葉に詰まりながら、光景をみつめました。
パノラマでみる惨状は写真やテレビの映像だけでは、はかりしれないほどです。リアス式海岸の起伏にとんだ地形は、予想以上に爪痕が点在することもわかりました。
こんなにひどいなんて。
想像のはるか上。
半年がたっても、
時が止まったような場所がまだまだあります。
でも実際には時は止まりません。
とにかく復興の芽を絶やさないで欲しい。
おかずを仮設住宅のおばあちゃんに渡した時にものすごく感謝されました。
あの笑顔を見ると、早くみなさんの本当の生活をいっこくも早く取り戻して欲しいと強く感じました。
今朝はみんなで早起きして市内の被災状況を車でみてまわりました。
ボランティアが終了した夕方からは大船渡市をはなれ、陸前高田、気仙沼まで視察にいきました。
失礼な言い方かもしれません。でも言います。
やっぱり来てよかった。
本当に来ないとわからないことがありました。
24日の屋台村でパネル展を企画しています。
明日は気仙沼をみてから帰ります。
気をつけて帰ります。川上