ヨガ入門。ストレッチポールも。

ちかくの公民館でやっているヨガ教室にかよいはじめた

(といってもまだ2回目)。

1回目の参加者はわたしひとり、

2回目は3人という、

すごくこじんまりとしたあつまりだ。

以前からストレッチをずっとやってたので、

柔軟性についてはそうひけをとることはないだろうと

楽観していた。

でも、ポーズをとりながら安定した姿勢をたもつのは

すごくむつかしい。

片足でたつ「立ち木のポーズ」では、

「余裕があったらかるく目をとじてください」

といわれるけど、

とてもそんなことはできないし、

それどころか、いつぐらついてもいいように

壁からはなれられない。

1時間ちょっとのそんなにきびしいうごきはないけれど、

おわったあとはわるくない疲労感がある。


ときどきいく県立プールのジムでは

ストレッチポールのつかい方をおしえてくれる。

ストレッチポールとは、1mほどの円柱の運動具だ。

このうえにねてからだをうごかすことで、

関節をゆるめたり骨格をととのえたりする。

ひとがやってるのをみると

たいして気もちよさそうではないし、

自分ひとりで説明書を参考にやってみても

いったいなにをしてるのかが非常にわかりにくい。

どうせたいした効果はなだろうと

ずっとこの運動法にひややかな目をむけていた。

でも、いちど適切な指導のもとにやってみると、

すごく気もちのよさをかんじることがわかった。


まずマットにあおむけになり、

腰や首のうしろにできるすきまに手をいれて

自分のからだがふだん

どれくらい床にくっついているかを確認する。

そのあとでストレッチポールのうえにねて、

足やうでをのばしたりねじったりの運動をする。

ポーズによってはうまくバランスがとれない。

かんたんそうなうごきでもポールからおちたりして、

自分の体幹がどれだけきたえられてないかを実感することになる。

20分ほどの運動のあとでストレッチポールをおり、

ふたたびマットにあおむけになる。

運動のまえとあとでは

からだがどれだけマットにつくようになったかをチェックしてみると、

あきらかにすきまがなくなり

リラックスした姿勢をとれるようになっていることがわかる。

からだがすっきりしたかんじだし、

ためしにトレッドミルではしってみると

あきらかにうごきがスムーズだ。

からだ全体がリフレッシュしたかんじで

すごく気分がよくなっている。


ヨガやストレッチポールに関心をもつのは、

それだけ老化を自覚しつつあることの

あらわれかもしれない。

もう単にからだをうごかすだけでは

レーニング効果がでないことを

この数年でつくずくとおもいしらされた。

はしればはしるほど、

およげばおよぐほどおそくなるのはたのしいことではない。

あたらしい運動を生活にとりいれて

いままでおとずれたことのない

ちがう世界にいってみたい。

(吉田 淳)