真夏のチゲ鍋

嫁  「ちょとおー 冷凍うどんとガスコンロのガスかってきて!」

橋本  「なんで?」

嫁  「チゲ鍋するよ!」

橋本   「うそやろ! こんなに暑いのに!」

これがはじまりだ。

頼まれた品物を買い、家に着くと上半身裸のお父さんが

しんや!暑いで!鍋や鍋や!」

とイイ感じに出来上がっていた。

私はシャワーを浴びその日の疲れをなまぬるい水とともに洗いながした。

テーブルに腰をかけ、「のどごし生」といっしょに鍋をいただいた。

口の中で何かがはじけた。

辛いというより痛いに近い辛さだ。

その後、全身の毛穴から汗がふきでた。

嫁は「ニヤリ」とわらっている。

お父さんも笑いながら全身汗だくだ。

のどごし生をいっきにながしこんだ。

鍋をたべる。のどごし生。鍋をたべる。のどごし生。

繰り返していくうちに汗をかくのが気持ちよくなってきた。

辛さにも慣れ、美味しく感じるようになってきた。

夏に食べる鍋も悪くないなーとおもいました。

具がすくなくなり煮詰まったスープを眺めていると嫁さんが、とき卵と うどんを鍋にいれてくれました。

これがむっちゃおいしくて、くせになりました。

めちゃくちゃ辛いスープが、卵をいれることによりまろやかになり、おいしくいただけました。

夏に鍋なんて敬遠されがちですが、ぜひみなさんも挑戦してみては、いかがでしょうか? 


エンドレス サマー HASHIMOTO