キラチャン

心臓病の薬がなくなったので、きのう動物病院を訪れた。

毎日きちんと薬をあげないといけないのですが、どうしてもとびとびになったり忘れてしまうことがあります。

私がかよっている動物病院の先生は、動物に対してとても情熱的な先生です。

薬を毎日与えるのをわすれていました。と先生に伝えると、・・・・・・

「心臓病というのは、今とても元気でも突然泡を吹いて死んでしまうのですよ! 飼い主さんがきちんとしないとどうするのですか!」

と怒られてしまいました。

はい すんませんとあやまり・・・あのー 先生! キラちゃんの背中にイボがあるのですがこれはどうすればいいですか?

と 質問すると、

「君これはイボじゃないよ! 真ん中にくろい点のようなものがあるだろう? これは ダニ が食ったあとだよ

ちゃんと部屋を清潔にして犬の環境を整えなさいと注意をうけました。」

口調もきつく先生キレテいました。

どうもすいません・・・と あやまりました。

「心臓も前より悪くなっています 進行に応じて薬も増やさないといけません もっと愛犬に愛情を持ちましょう」

といわれました。

診察が終わり待合室で待っていると名前が呼ばれました。

「橋本さん今日はお薬一つ増えましたので12000円になります。」

わーお 

人や自分の愛するものを守るには お金がいるのだなと改めて感じました。

本当に私は、大切なひと達を今の自分の力でまもれるのだろうかと思いました。

診察の内容を妻に伝えました。

今日、こだまの夏の行事から家に帰ってくると部屋が大みそかのおおそうじをしたかのようにかたずいていました。

妻は言いました。

「ダニなんか一匹もおらんだに・・・」


夏の憂鬱  HASHIMOTO