LIFE

みなさんジョブコーチって知ってますか?

詳しくは、ジョブコーチのwikiを見て下さい。


私はふと思いました。なんで仕事に定着するまでに、そんな支援があるのに、生活を移行する場合には、そんな支援がないのか?と。

生活の問題でも同じようにサポートしてくれる人がいれば、もっと生活をスムーズに変えることができるかもしれません。

仕事の定着支援が「ジョブコーチ」なら、

生活の定着支援を「ライフコーチ」と安直に、そして勝手に名づけたとしましょう。

ではライフコーチは何をするか? 

例えば一人ぐらし。一人暮らしをする際に、楽しく生活できるように、うまくできない面をフォローしてもらい、その人が生活しやすい環境を見つけ、建物の中を修繕・改良し、構造化支援も一緒に考える。

 ・・・ん?ああ、これなら、家族の協力や居宅系のサービスを利用すればけっこうできるかもしれません。


しかし、自宅から入所施設に移行する時はどうか。そう。ここからが今日の私の本題。


今後・将来の生活を考えて、グループホームやケアホーム(以下GH・CH)の利用を考えておられるとします。そうした方は、よっぽど緊急性を要しない限り、多くの方が入所施設にある「短期入所事業=ショートステイ(以下ショート)」を段階的に利用することになります。ショートを繰り返しながら、自宅以外の生活に慣れていくことをすこしずつ体で感じて、そして自分の生活を地域に移行していきます。

将来の生活先の移行を数年のうちに考えていこうとする方は、定期的に利用をしたほうがよいと考えます。また、ショート中にGH・CHの体験利用も可能です(なはずです)。そうすればより身近に自分の新しい生活場所が分かるはずです。

どちらかというと、ショート利用とは保護者の冠婚葬祭や何らかの仕事や用事がある際に「預ける」というイメージが強いかもしれません。私はこれからの利用の仕方は決してそれだけではないと思っています。

GHやCHへの生活移行を考えておられる方はたくさんいます。こだまのように、日中活動系の事業しかもっていない法人だからそう感じることが多いのかもしれませんが。

しかしながら、なかなか慣れることは難しい面もあります。だって家のように自由にできないこともあるし、もし家の中で毎日の習慣があるとしたらそれが出来ないことや、一緒に生活する人との間でルールを守り、お互いに気づかうことを覚えることも大切になります。

誰だって、新しい場所にいって馴染むのは時間がかかります。

だからこそ馴染むまでにはそれなりにフォローが必要になります。

だいたいは入所施設に併設する形で、ショートの部屋が数室設けてあります。当然入所者への支援もありますので、共通して言えるのは「支援者の人手が足りない」ようです。

そうした大変な環境に、「生活を移行していきたい!」とこちら側の思いだけで利用をお願いしても、よい結果が生まれるでしょうか?もどかしい問題です。



以下、私の妄想です。


よしそんな時こそ、その利用者ことを良く知っていて、きめ細かな支援ができる「ライフコーチ」の出番です!

施設を企業としてみれば、ジョブコーチと同じく、するべきことは同じです。そう環境調整。


ジョブでもライフでも共通するのは、企業側が「分からないから」「どうやって接してよいか」「人手が足りないのにその人だけ見れない」なのです。

その人が過ごしやすくなる方法や、困ったときはどうかかわっていくかのコツをライフコーチは知っています。

ライフコーチがショート利用開始から一定期間、利用者と一緒に泊まり、生活のサポートをし、同時にその施設へのアドバイスなどをしていきます。施設職員も安心して関わり方を間違えずにみにつけることができる。

本人は身近な人が近くでサポートしてくれれば、安心して利用できるし、楽しみにも変わる。将来の目標にもつながりやすい。

うわあ。これだけで、ものすごくうまくいきそうです。



でも。今はそんなサービスはありません。

私達にできることは・・・

もう一度問いかけてみたいと思います。



今日はブログ炎上覚悟で妄想を書きました。

何度何度も読み返しましたが、もし不快に思われる方がおられたのならお許しください。

川上