レオ メッシー!

日本対韓国の親善試合。

日本にとって、そして韓国にとっても

日韓戦の位置づけは特別なものがあり、

いかに親善試合といえども

W杯をまえにしたこの時期にまけたくはない。

どんなサッカーをみせてくれるかたのしみにしていたら、

4月のセルビア戦につづきパッとしないまま0対2でやぶれる。

中村俊輔と遠藤もさえないプレイしかできなかったし、

チーム全体としても気もちばかりがからまわりして

パスがまわらずいいリズムがうまれない。

日本がやりたいサッカーを韓国にやられてしまったかんじだ。

後半30分に中村憲剛がはいってからは

ときどき得点のにおいがするようになったが

ゴールをわることはできなかった。

終了間際にPKをあたえるという蛇足つきで試合をおえる。


いつまでたっても課題があきらかになってくるばかりで

「これだ」という形がみえてこない。

もうすこしまえなら、

なんとなくかってしまって

へんに自分たちの実力をかんちがいするよりも、

完敗を体験するほうが教訓になる、ということもできた。

でも、さすがにいま、この時期となると、

ウソでもいいから快勝して

自分たちのスタイルに自信をとりもどしたいところだった。

でもまあいまさらどうしようもない。

パスをまわす日本らしいサッカーをみせてくれ、

それが世界に通用することをねがう。

4年まえみたいに不完全燃焼でおえるのだけは勘弁してほしい。


YouTubeメッシのプレイをさがす。

あなたはメッシをしっているか?

超高速ドリブルでメッシがゴールにむかうと

もうだれにもとめられない。

よくいわれるように、

別の時間感覚でうごきまわっているようにみえる。

メッシがゴールをめざせば、

ゴールはかならずメッシをうけいれるかのようだ。

W杯では、日本戦はもちろんとして、

ほかのどの試合もそれぞれにみどころがある。

4年に1どのおまつりをたのしみにしている。

(吉田 淳)