ありがとうございました、にみやさん
前回の仁宮さんのブログにもあったように、今春仁宮さんが定年退職を迎えた。
でも、人使いの荒いこだまでは引き続きホームヘルパーとして働いてもらうことにしている。
我々の職場で定年を迎える職員が出るとは、本当に感慨ぶかい。よくぞここまでもったものだ・・。
思えば仁宮さんとの出会いは20年以上も前のことになる。松江で2番目にできた無認可作業所の
熱血指導員として登場されてきた。本当に劣悪な条件の作業所でありながら関係者の民主的な話し合いや運営手法で、
県内では存在感のある作業所に育ち、その後県内にできた作業所のお手本になるほどだった。
ある夜、隠岐の我が家の電話がなった。「山田さん、松江の仁宮です。うちの作業所にとても障害の重い利用者が利用になったのですが
どうしたらいいでしょうか」という内容の電話で、作業所の利用者を何とかしなくては、という熱い思いがヒシヒシと伝わってきた。
「毎日、同じ椅子に座らせてあげるとか、同じコースを散歩するとか、安心できる状況をつくったらどうでしょう・・・」といった
やり取りをしたことを思い出す。
そして一緒に働くようになって、利用者や保護者と一緒になって涙し、一緒に喜ぶ姿をみるにつけ
仕事への本気度を見せつけられてきた。利用者のためならとことん面倒を見てあげる姿勢や、不利益に対しては
怒りをあらわに相手に向かっていく姿勢は「熱血かあちゃん」でした。
どれだけの利用者の方が救われたことでしょう。
これからは、体をいたわりながら、若々しく、活動的に
松江の街をホームヘルパーしてくださいね。
本当にありがとうございました。
山田