渡部家の家族会議

先日、子どもを交えての家族会議を開きました。

提案者は僕で、テーマは「ゲームとテレビについて」・・・。

というのも、最近、ゲームとテレビの使用時間のルールが守られていないことが多く

その件で親子の言い争いが増えてきたからです。

4月は年度初めということもあり

家族ルールを改正するのには良いタイミングであろうと

数週間前から計画を練っていました。


事前に奥さんと打ち合わせ。お互いに必ず守る約束として

①子どもたちの案を出させる。

②余計な口出しはしない。

③どんな案が出ようとも、案を考えたことをまずは誉める。

④その中で良いアイデアを拾い出し、そこを誉める。

⑤最後に親の案を提示する。

⑥みんなで考え、最終的なルールを決める。

との申し合わせを水面下で行いました。


そして問題の本番。巴菜と哲平にはホワイトボードとペン。そしてテーマを与えておきました。

予定外だったのが3歳の詩子までやる気になり

紙とペンを持って何やら詩子語で案を書き始めたことです。ついつい笑ってしまいました。


先頭は長男の哲平から。発表内容は以下の通りです。

①ゲームについて:

 ・火、金、土、日の週四日とする。時間は火、金が15分。土、日が30分。

 ・前日(月、木、金、土)に60ポイント以上(宿題、ストレッチ、そうじ、明日の準備等)

  クリアした場合に次の日にゲームができる。

 ・3000P獲得でゲームカセットが1本買える。                    

②テレビについて

 ・火、金、土、日の週四日とする。時間は火、金が1時間。土、日も1時間。

③その他:

 ・約束外の時間でゲームやテレビがしたい場合は、必ず親に理由と要望を伝え答えを待つ。

という、予想以上に素敵な提案を出してきました。うれしくてうれしくて思わず拍手を・・。


次は長女の巴菜が登場。

①ゲームについて:

 ・親がいないときは預ける。時間は一日30分。

②テレビについて:

 ・毎日見たいテレビを紙に書いて親に提出。時間は1時間で最終は22時。

③ゲームは:

 ・親がいないときは預ける。時間は一日30分。

④そうじは:

 ・1週間に一度は必ずする。

 ・家族全員でする。個人の捨てるもの捨てないものが分かり、ケンカが減る

⑤ポイントについて:

 ・1000P貯まったらお金に変換。貯金箱に入れる。 

 ・お父さん、お母さんも参加する。

 ・テストで100点を取ったら、10Pプラス。

という案でした。ここでもついつい感動してしまい、拍手喝采

本人は照れ笑いを浮かべていました。


そしてラストは詩子登場。

「ウンチをしました。」だの、「お父ちゃんの頭がくさい。」だの

分けのわからない言葉を連発していましたが、お母さんに叱られて心を入れ替えたようです。

「詩ちゃん、勉強をします。」と声高らかに宣言をして、拍手喝采を浴びていました。

何を思ったのでしょうか。最後はでんぐり返しを連発でかまし大興奮の詩子様でした。


お父ちゃん、お母ちゃんからの提案は

①ゲームについて:

 ・お父ちゃんが管理。土日のみ使用。時間は最大1時間。ただし、月~金のポイントに比例して使用時間が決まる。

 ・哲平案を採用。他の時間使用したい場合は提案を紙に書いて提出。内容により使用許可を決る。

 ・カセットは5000Pで1本ゲットできる。カセットの内容はチェックする。

②テレビについて:

 ・平日は最終9時まで。視聴時間は1時間。土日は最終22時。視聴時間は2時間。

  ただし、前日のポイントに比例して使用時間が決まる。

 ・他の時間使用したい場合は提案を紙に書いて提出。内容により使用許可を決める。

 ・お父ちゃん、お母ちゃんもテレビルールを守る。9時以降は視聴しない。

③そうじについて

 ・まずはお父ちゃん、お母ちゃんが日頃から掃除を行う。

 ・巴菜案を採用。日曜日は全員で朝一の掃除を行う。

④ポイント制:

 ・巴菜案採用。テストで満点の場合は10Pを加算。

 ・8つの約束は継続。1つクリアで10P。ただし、言われてできた場合は1P。

 ・棒グラフで合計ポイントを表す。毎日、振り返り時間を作る。

 ・8つの約束が難しいとか、他の約束を入れたい等の要望はいつでもOK。

  ただし、内容により許可の可否を決める。

についてを提案しました。

「反発が起こるかな。」と警戒していたのですが、驚くほどに素直に2人とも受け入れてくれました。

やはり、導入のタイミングと事前打ち合わせが功を奏したのでしょう。

最後は3人の子どもたち全員に「素敵な提案をありがとう。」とお菓子をプレゼントしました。

好評だった為、毎週土曜日の定例会議にすることも全員一致で決まりました。


ただし、安心はしていられません。問題はこのルールがスタートする4月1日から。

この案の成否は僕と妻の二人にかかっています。

まあ、肩の力を抜いて

楽しみながら家族ルールに挑戦していきたいと思います。

                                   渡 部