健康診断の結果がおくられてきた。
ひくすぎるといってもよく、
とくにコレステロールがひくいのは
免疫力もおちている状態であり、
けしていいことではないそうだ。
でもまあとにかく平常値におさまっている。
判定が「C」の要観察、という項目もある。
ヘモグロビンがひくく、不整脈もでている。
GOTという肝機能をみる値はたかすぎてひっかかった。
そんなことをいわれると、
すぐにも貧血でクラクラしたり、
かるい運動でも息がくるしくなるような気がしてくる。
で、こちらは「なかったこと」にする。
不整脈があるといわれたって、
いまさらどうしようもないのだ。
「なにかうつってますよ」なんておどかされるのもいやなので、
胃カメラはのまないし、
胸のレントゲンも今年からやめた。
死ぬときがきたらじたばたしないでうけいれられたら、とおもう。
動物みたいに。
20代のころは健康のことなどなにも気にしなかったけど、
50を前にすると、ぜんぜん自信がなくなってきた。
もういつなにがどうなっても納得するだろう。
できれば、そうなるまえにやりたいことをやっておきたい。
死ぬまえに「○○しておけばよかった」なんて後悔したくない。
というわけで、早期リタイア後の隠居生活をたのしみにしている。
なんといっても大切なのは自由とプロポーションだ。
いきたいところへ旅行して、
できるだけ自給自足の生活をおくり、
夜ははやくねむる。
フルマラソンにも参加したいし
自転車旅行もやってみたい。
からだがうごくうちにうんとあそんでおこう。
(吉田 淳)