のだめカンタービレ

いきつけの美容院においてあるコミックで

のだめカンタービレ』のおもしろさをしる。

髪をきるときだけよんでいたのでは

何年もかかりそうなので、

ブックオフで1巻から20巻まで、

21と22は書店で新刊をかう。

今年のお盆やすみは『のだめ』づけだった。

『のだめ』のどこにひかれるのだろう。

キャラクターの設定のよさもあるけど、

青春もの、ということと、

クラシック音楽の魅力、

という2点にまとめられるのではないだろうか。

若者が自分の可能性をしんじ、うたがい、

でも一生懸命に努力する姿は、

いつの時代でもみるもののこころをとらえる。

コンサートをめざして最大限の練習をつみ、

本番を無事すませ、

へろへろにつかれはてる。

うまくいってもいかなくても、

その充実感がとてもいい。


コミックをよみながら、かりてきたDVDも平行してみる。

上野樹里はまさに「のだめ」だったし、

玉木宏の千秋にもすぐなれた。

よくあれだけ原作のよさをたもったまま

ドラマ化ができたと感心する。

コミックもドラマも、それぞれおもしろい。

コンサートの演奏がはじまるまえに

指揮者がコンマスに敬意をひょうし、

かるく握手するシーンがうつくしかった。

『のだめ』のおかげで

クラシック音楽がとてもしたしみやすい存在となる。


CDもかりる。

『スウィング・ガールズ』のときもそうだった。

映画をみたあとすぐジャズのCDをかりてiTunesにいれた。

われながらわかりやすい性格だ。

いまもベートーヴェン交響曲をききながらこれをかいている。

とうぶんモーツアルトだのショパンだの

うるさいことをいうかもしれないが、

しばらくはご辛抱をいただきたい。

(吉田 淳)