娘の小反抗・・・?

 就活中の娘が、ちょっとだけ帰省する。

『どうするの、どこか願書出してるの』など矢継ぎ早に聞く!

『う~ん』と娘は気の乗らない返事を繰り返すばかり。

どうも本人にはやりたいことが見つかってきたらしい。

そういえば自分だって親の言うことは聞いてない。高校卒業する時も、

公務員試験を受けて就職しろという親に、『親父のようにはなりたくない』

『自分でなんとかするから大学にいく!』と大見得を切って島を出た。

大学卒業の頃は、田中角栄の列島改造論全盛期、金権政治のまっただ中

就職にはコネがモノをいう時代。

『自分のやりたいようにやるから』と、親や世話好きのおじさんたの

話にも耳を傾けず自分のやりたいようにやってきた。

でもそれからの出会い出会いがいつもいい出会いばかり。

周りには迷惑をまき散らしながら自分の好きなことができた。

今は、感謝、感謝である。

娘が帰った後に、自分のやりたい分野のパンフレットが置いてあった。

へー、やっぱりこんなことを考えているのか~。と娘の小さな反抗を感じ、

30年前の自分と照らし合わせてなんだか複雑な感じ!

悔いを残さない選択をすることが一番!と自分に言い聞かし納得する。

                          山田