この冬の楽しみ・・・。
今年の冬は蔓かご編みを楽しんだ。生活介護の作業にと始めた蔓かご編みだったのに、
休みの日にも山に入って蔓を取ってきては
我が家の作業小屋に入って大小いくつかの籠を編んでみた。
楽しかった。
山道の直ぐ横の木々に巻き付いている蔓を取るので比較的簡単にとれる。
以前にも書いたが小さいときから兄の後を追っては、山や川にいって遊んだ。
今こんなふうに蔓を採ることが出来るのも兄からいろいろな事を
教えてもらっていたからだと懐かしく兄を偲んだ。
採って帰った蔓を太さをそろえて選別したり、
蔓の種類ごとに選別したりとこれもまた楽しい作業。
ちなみに一番好きになった蔓は、アケビの蔓だ。編むには固くて直ぐ折れるところがあるのだが、
肌が白く編み上げたときにとても上品な籠になるところがいい。
籠編みをするのは初めてなので悪戦苦闘したのだが、慣れて来ると蔓の扱いがだんだんとわかってくる。
どの程度の力加減で曲げるとよいか、太さや堅さによって使う場所があることなど少しずつ気づかされる。
これも楽しい。
出来上がると直ぐに家に持って入り『どう、どう』と家族に聞いて回る。
家族の反応はと言えば『また・・』といったもの。
我が家の観葉植物はどれも蔓かごに収まっている。
熱しやすく冷めやすい性格、今回の籠編みもいつまで続くかわからないところだけれど、
毎年2~3個の籠を作っていきたいなーと今は思っている。
移り気な山田