はやくも涙が

こんばんは。川上です。

先日のヘルプ(移動支援)にでかけた時のお話。

付き添った利用者と中電ホールでアニメを鑑賞しました。

利用者が選んだ作品はドラえもん

とはいっても通常のアニメ版や、大長編といった類ではなく、外伝的な作品が3本まとまったものでした。

1本目はドラミちゃんが中心の話、もうひとつはドラえもんズとかいうわけのわからない設定のもの。ドラえもんズはその名の通り、いろんな容姿をしたドラえもん達が出てくるお話。

この二つは正直退屈でした。

3本目もどうかな~、また退屈なのだったらと想ったら、タイトルをみてびっくり!!

今度はなんと「のび太結婚前夜」!!

過去この漫画は読んだことを思い出しました。

簡単に説明すると、

しずかちゃんと出来杉が、例の空き地でロミオとジュリエットのような劇の練習をしている。

のび太はそれをみて大ショック&大嫉妬。

そして、本当に自分は将来しずかちゃんと結婚できるのか気になる。

ドラえもんに相談→本当かどうか未来にいって確かめる・・・・・というお話。

さっきまで退屈していたのにすっかり見入ってしまいました。

未来でものび太はあいかわらずのそそっかしさですが、心優しい男に成長しています。

もうそれだけで、なにか救われた気になります。

そして最後の最後、しずかちゃんとしずかちゃんのお父さんが結婚前夜に交わす言葉を、のび太(少年)はきいてしまいます。(というよりは盗み聞きしています。)

ここに来るまででも「やばいやばい」と想いながら、このシーンでウルっと来てしまいました。いやこれヘルプじゃなかったらやばかったです。多分もろ泣いてますね。

それくらい、感動的です。だって嫁ぐ娘と父親の会話ですもの。


結婚式当日というのはスポットライトもあたり華やかなものです。みなで祝福をあげるので感動的なのはもちろんです。

一方で結婚式前夜というのは、思い出を振り返ったり、これまでの歩みや成長そして親子の感謝を想う時間の象徴のようにも思えます。なにか粛々としていて深い深い別の感動がそこにはあります。

この作品はSFという設定をうまく使い、見事にそれを表現しているように思えました。


まあ作品の評価というより、結局のところ自分が何が言いたいか?というと、

「娘の結婚式では号泣する」可能性が高確率になってきたこと。

あるいは

「娘が嫁ぐ」ことにすでにさみしさが出ていること。

といった具合です。まだ3歳だぞ・・・・。