もとめられる障害者像
こだまの2人のヘルパーさん。
おめでとうございます。
ヘルパーとしてアパートでの一人暮らしを応援してきました。
こわーいおばさんとして叱咤激励してきました。
この日がくるとはおもいませんでした。
くやしいこと、つらいことを自分の力でのりこえてきて、今があるとおもいます。
私もとてもうれしいです。
無理しないで!とついおもってしまいます。
『国際障害者年』をきっかけに「ノーマライゼーション」「社会参加、自己実現」「自己選択、自己決定」新しい理念のもとに支援費制度にはじまり、街の中であたりまえなくらしをと自立支援法が制定されてきました。
昔、一般企業に就職すると、職親制度があって、企業の社長さんが障害を持った人の会社での親代わりとして障害者をめんどうみてきました。
学校で保護者の研修会では障害者が働いている職場を見学し、職親さんとの話し合いがもたれました。
保護者からの質問
「会社ではたらくにはどのような子供にそだてたらいいでしょうか。」
職親さん
「まずは挨拶がきちんとできることですね。素直なこと、一緒に働く従業員さんからかわいがられることがが大切です」
『素直でか愛される障害者』がもとめられてきていました。
今では施設でも倫理綱領が制定され、障害者の権利をまもり、大切にした支援のありかたが検討されてきています。
現在長男はグループホームで生活しています。
共同生活のルールがまもれなかったり自分勝手な行動したりして、問題をおこしています。
親の私達からみても、かわいげのない障害者だとおもうことがあります。
注意するとすぐふてくされ横を向いてしらんふりをする。
他人ならなおさらだとおもいます。
「ちっともいうこときいてくれません。手に負えません。これからどう対応していったらいいでしょうか」
これには親の私達にも答えをだしてあげることはできません。
私の中には?とといかえしてみました。
たしかに「はいわかりました」と素直にはたらいてくれる人には笑顔が。
注意するとなかなかうけとめてもらえなく、ふくれっつらする人には
「こまったなー。どういったらわかってもらえるだろうか」「素直になってよー」とつい思ってしまう自分がいます。
こだまの『倫理綱領・行動規範』をよみかえしてみました。
「わたしたちは、こだまの利用者のひとり一人をかけがえのない大切な存在としてうけとめ、すべての人びとの基本的人権をまもります。」
「私たちは、利用者がどの場面でも自分の意思でえらんだり、きめたりするよう支援します。」
「最良のサービス提供のため、常に自己研鑽にはげみ、利用者の立場に立った事業所とします。」
わが子の問題をとおし、今の自分をみなおし反省する機会にしています。
『自己研鑽』この言葉を重くうけとめなくてはと。
ちょっとおもい 仁宮でした。
※高知県
岩にはりついて自生し、かれんな花をつけている名のわからないはなです。