ちょっと前の私
毎日毎日、家に帰ってもするはずがないのに
大きな荷物(片付けなければならない仕事)を持って帰り
帰ると疲れ果てて寝てしまう
朝になると又その大きな荷物持って仕事に向う
仕事に行くとその日の与えられた仕事をこなすのが精一杯で
貯まった仕事を又持ち帰る
完璧にやろうとすればする度仕事の量は増えて行く
自分ひとりに責任のかかる仕事となればなおさらだ
もし、大切な人が病気になったりして課せられた仕事に支障が出るような事でもあれば
仕事の処理能力の低い自分を棚に挙げ
心配より先に、『なんでこんな時に病気になるの!』 と・・・
いったい私は何を大切にしていたのだろう
今は・・・孫が病気すると『仕事休んで看てやりたいな~』と思う
それが普通なんだ
少しは普通になってきたかな・・・
ある日の事、利用者のIさんを送って自宅に行った時、床に座ったIさんが後ろに倒れそうになった時
さっと弟君が出てきて頭を起してあげた
ある日の事、利用者さんを迎えに行くと、弟くんが抱っこして送り出してくれた
今日はお泊りだから大好きなオモチャと一緒に
特別な事ではなく
それが普通に・・・
人が生きていくのに大切な事ってこういう事だな・・・
モーターカーの作業は誰も「早くしなさい」とは言わない
どうやったらその人が上手く出来るかを考える
決められた仕事を決められたとおりきちんとこなす事は大切だけど
きっと、それが一番大切な事じゃない
それを気づかせてくれる
今までの仕事を振り返る
決して嫌いではない
それは私に出来る唯一の事だから
この年になって、まだこんな感じの伊藤でした