子離れ
昨夜、中央線が動かなくなった、というニュースを見てすぐに
「おねーちゃんにどうしているか聞いて」と家にいる子供に言う。
「自分でしたらいいがね~」「そんなこと言わずに早くしなさいよ!」
「メール返ってきた」「まだ、返ってこないよ」
とこんな会話をする。
「おかあさんどうなってるの!」「大丈夫だわね、何かあったら連絡がきます」
と由美子先生は平然としている。成人になったこどもだからいい加減干渉するのをやめたら、と思っているようだ。
ところが、子離れできない父はいつも気になる。
特に用事もないのに電話して声を聞いては一安心。
そういえば、いま隠岐で一人暮らしをしている母は、嫁いで行った娘たちに良く電話をしていた。
特に用事があるとも思えないのに、日常のたわいのない事まで連絡しあっていた。
今では、姉たちの方から毎日の安否確認の電話が入っている。
いつか娘たちの方から「お父さん今どうしてる」と
電話がかかってくるのを待ってみたい・・・。
寂しがり屋の山田