苦手なことを書いていたら

突然ですが、私には苦手なことがたくさんあります。

「苦手」ということにも、いろんなパターンがあります。

こわいから苦手・きらいだから苦手・興味がないから苦手・集中力がないから苦手・根気がないから苦手・できないから苦手。

まあ、こんな感じで、あげればきりがありません。

そこで今回は、こだまの活動の中での私の苦手なことについて書いてみます。


3月21日の生活介護日誌をご覧下さい。みごとに花が咲いた桜の木が紹介してあります。。

みなさんが画用紙にそれぞれ好きなように桜の花を描き、それを合体させ、一本の桜の木ができあがっているのです。

満開の桜の下では、お花見をするいろんな表情の人たちも描かれています。

ほんとうにみごとな桜の木です。

生活介護では、こういった「創作活動」もよく行ないます。

みなさんのご家庭に「こだまカレンダー」あったり、

時々季節の置物(ビーズ壁飾り・クリスマスツリー・正月用生け花などなど)などを持ち帰ってもらうことがあると思います。

はい、そうなんです。もうお気づきかと思いますが、この「創作活動」が最も苦手な私です。

「◯◯を使って△△を作りましょう!」と聞いただけで、

みなさんの前では笑顔でも、心の中ではもう一人の私が「あーできない」と落胆しています。

幸い、私以外の職員さんは、こういった活動が好きで、得意としている職員さんもいます。

私が「あー どうしよう」と思っている間にも、他の職員さんの手はさっさかさっさか動き、

利用者さんと楽しそうに作りはじめています。

そんな時、私は「補助役」に徹することにしています。

ある時、どうしても私も作る役にならなくてはいけなくて、「う~ん」と材料を前に困っていると、

「岩田さんは、頭で先に考える方なんですね」とある職員さんに言われました。

「そうだねえ」とすごく納得。

一緒に作りながらいろんな方向に完成させていくことができず、

まず完成図を頭で描かなければ、はじめられないタイプです。(なんだかややこしい説明ですがわかります?)

ですから自分が作ったものは、なんともおもしろみのないものになります。(すみません)

こういった創作活動が苦手になったのは、私が幼稚園や小学校へ通っていた頃の図画工作のできごとが原因で

何十年も経った今もそれがトラウマになり、今更どうしようもありません。


こうして書いていたら、だんだんさみしくなってきましたので、得意なものでもを書こうかな・・・

「ないっ! 私の得意なものって なんにもない!!」

苦手なことならいくらでも書けるのに、得意なものが何もないことに気づきまたさみしくなりました。

41年間生きてきて、「これは得意」「これは任して」「これは自慢できる」「このことなら語れる」

そんなことがひとつもない。41年間何してたんだろう。

またまたさみしくなったので、今度は好きなことを考えてみよう・・・

「私の好きなことって何だろう?」と思ったままかたまってしまいました。

人生80年(そんなに長生きできるかなあ)と考えると、もう折り返しがはじまっています。

今までもこれといった趣味もなく、ほんとうに何をしていたんだろう。

「はあー、私のやりたいことって何だろう?」とため息まじりに考え込むと

「あった! ずっとやってみたいと思っていたことが あった!」

ようやく、さみしい思いから、やってみたいことを見つけ出すことができました。

私のやってみたいことには、「集中力」と「根気」が必要です。ある意味私の苦手とすることに

挑戦しなくてはいけません。

やってみたいことが何かをここでは残念ですがあえて書きません。

私のやってみたいことは、何年も、いえいえ何十年もかかり、自分のものにしていくものだと考えています。

こうやってブログを書くことが、私に何かを始めるきっかけをつくってくれました。

「ありがとう リレーブログ」

                            「四十の手習い」をはじめた岩田でした。