合言葉は「はじめの一歩」

実は自分はかなりの怠け者で、またたいへんな神経質なんです。以前は(自己診断なのですが)対人恐怖症の時期もありました。不眠症にもなったし、被害妄想も激しかったし、ある意味超人だったんですよね。(意味わかんないですよね。)

今の自分を知っているみなさんは意外なのかもしれませんが、現在も根本は変わっていないと思うんです。怠け者病も神経質症も。ただありのままの自分を自然と受け入れられるようになったという点が変わったのだと思います。


正直、できるものならば仕事もせずに毎日を自由にのんびりと過ごしたいし、子育てもお母ちゃんに任せて自分の時間を一人で謳歌したいなどと考えている。ふざけた人間ですよね。自分でもよくわかっています。

自分が言うのもなんなんですけど、ほとんどの人間が根本は怠け者ではないのかなあと思うのです。神経質は別ですけどね。


実はこの怠け者で超神経質症の性格は中学生ぐらいからうすうすと気づいていました。ですから自分はどうやって生きていけばいいのだろうと当時から不安に感じていたわけです。

そして考えに考えて出した答えが「はじめの一歩」精神を身につけること。この「はじめの一歩」精神とは、名称の通り、自分の感情は感情として置いといて、とにかく、何でも「喜んでやります。」と言って、まずは一歩を踏み出すという精神の事をいいます。調子の良い言葉(満面笑みで喜んでやります。)を相手にどんどん伝えることで、何が何でも自分がやらなければいけない状況をつくるわけです。

これは効果的でした。信頼を失いたくないとの防御本脳と少しでも力になりたいとの想いから「絶対やる。」と約束したことは何としてでもやりぬくという結果を生み出したのです。おかげで対人恐怖症もほとんど克服し、また怠け者本質は変わりませんが、あらゆる、いやちょっとした能力の獲得(パソコン操作、文章力、交渉術等)、そして一番の収穫としていろんな分野でたくさんの人たちとの縁ができました。それに用件を依頼した相手も気持ち良く仕事ができ、お互いの絆が強まる。こんないいことはありません。今でも「怖いなあ。」「あまりやりたくないなあ。」とこの気持ちを正直に受け止めながらも「はじめの一歩。」を合言葉に満面の笑顔で依頼された用件に取り組んでいる渡部です。


「やりたくない。」「できない。」は一部の人間を除いてほとんどの人が感じること。そのこと自体は悪くないし、正直に受け止めればいい。しかし、できない理由を言い訳する前に「はじめのい~ぽ」で踏み出してください。それも笑顔で。すると頼んだ人はもちろん、まわりにいる人たちも幸せな気分になれますよ。なにより、その切欠を作れた自分に感謝ができる。この怠け者で神経質症のややこしい自分でさえ、自分を大好きになれたんですもの。一歩が踏み出せずに苦しんでいる人がもしこのブログを読んだのなら、お試してください。きっと今よりももっともっと生きる喜びを感じれますよ。

                             渡 部