初夢はオシムさん

初夢でオシム前監督とあうことができました。

夢のなかでのオシムさんは、脳梗塞によるマヒはほとんどなく、

ジョギングもできるげんきなからだです。

なにかの会で、猫背でのっそりあるきながらたくさんのひととはなしをしています。

わたしともしっかり握手をかわし、

日本サッカー界がかかえる根源的な問題について

熱心にかたってくれました(2人ともクロアチア語ではなしました)。

これくらいうごけるなら、代表監督はむりでもJリーグの監督にはなれそう、

とすごくうれしくなりました。正夢となりますように。


お正月らしく、お笑い番組をいくつかみました。

はじめてみる芸人さんもおおく、わらいの多様さにおどろきます。

いちばんわらったのは「世界のナベアツ」です。

タキシードであらわれたナベアツ氏が、

これから3の倍数と、3のつく数字でアホになります」という芸で、

1、2、3、とかぞえあげるだけなのにすごくおかしい。

まじめな顔と、アホになったときの表情のギャップにわらいころげました。

アンコールで登場したときは、

3の倍数と3のつく数字でバカに、8の倍数で気もちよくなります

というもので、こんどはまじめ・アホ・いい気もちいーの顔、

の3つが正確にくりひろげられます。圧巻は30代の数字で、

ずっとアホな顔をするなかで、

38ではアホと気もちいい顔を同時にあらわす、

という、ただそれだけなのに、

ツボにはまるとわらいがとまらないおそろしい芸でした。

こんなわらいがあるなんて、ほんと奥がふかい世界です。


DVDもみました。

たぶん10回目ぐらいになる『グッバイガール』(1977年アメリカ)です。

ニール=サイモン原作で、気のきいた会話が

なんどみてもたのしめます。

そこそこあたったB級作品、ぐらいにおもっていたら、

主演のリチャード=ドレイファスはこの作品で

オスカーをとったのだそうです。

Wikipediaでは


「ダンサーのポーラとその娘ルーシーが帰宅すると、

同棲していたトニーが置き手紙をして家を出ていた。

ポーラは捨てられたのだった。そんな時、

そのトニーから部屋を譲り受けたという、

役者のエリオットが訪ねてくる。

エリオットもポーラ母娘も行き場がなく、

3人の奇妙な同居生活が始まる」


と紹介しています。

ちなみに「グッバイガール」とは

いつも男にさよならされてしまう女性のことなのだそうです。

こうかくとなんだか深刻そうだけど、

そこはニール=サイモン原作なので

おしゃれなで上質なコメディにしあがっています。

子役のルーシーのませたつっこみがすごくかわいい。

生きるのもわるくない、

と人生を肯定的にとらえたくなりました。

たのしい気分になりたいときなどぜひごらんください。

(吉田 淳)