喜怒哀楽 それとも 喜楽
最近、妙に涙もろくなってきた僕。以前の僕なら「自分は冷血人間なのかなあ~。」と感じるくらいに
どんな時でも涙を流すようなことはなかったのですが・・・。ここ2,3年で体質が変わったのでしょうか?不思議なことです。
なんと、先日は絵本「マッチ売りの少女」で号泣してしまったのです。しかも子どもの前で・・・。
子どもが心配して「お父ちゃん、だいじょうぶ!どうしたんだよ。」と声をかけてくれたんですよ。
みっともなかったなあ。鼻水も出ていましたもん。武士道へのゴールはまだまだ先ですね。でも、号泣
した後はなぜだかスッキリ。時には大泣きするのも良いもんです。
そういえば、女優の田中美里さんがこんな事をテレビで話していました。「私、いつも人前では笑顔を
心がけていました。みんなが幸せな気持ちになれるようにと・・。でも、そのせいで精神を病んでしま
って・・・・。最終的に出た答えがありのまま「喜怒哀楽」をぶつければいいんだ。ということに気づ
いたんです。」と。単細胞な僕はすぐに喜怒哀楽作戦を実行。すぐに「何か変だよ。お父ちゃん。」と
下手な演技が家族に見透かされてしまいました。全然ありのままではなかったんですよね。本当にお馬鹿
な僕です。
ただ、田中さんには「笑顔でみんなを幸せな気持ちになってほしい。」という考えは今でも抱いてほし
いし、僕自身も同感なんです。「笑顔(明るさ)は人々を幸せにする。」と司馬遼太郎さんも言っていま
したもん。「綺麗事だよ。世の中そんなもんじゃ生きていけない。」と思う人もいるかもしれませんが
(実は自分も思っているのだが、しかし)、気持ちを持つだけでもいいじゃないですか。
自己満足の世界で終わってしまうかもしれないけど、いつも周りにいる人たちが笑顔でいられるように
少しでもお役に立てればと思います。その為にはまだまだ努力が必要。時には怒り、時には泣いて、お
互いに感情をぶつけあってこそ、真の笑顔が広がっていくのです。不安(暗闇)があるからこそ、喜び
(月明かり)が大きいという考えと同じように、怒哀があるからこそ、喜楽が大きくなるんです。あ、やばい。何か興奮してきました。またまた語り口調になってきましたので、ブログはこのへんで終了いたします。ではまた。
渡部でした。