オーストラリア戦での勝利・・・われわれはまちがってなかった

21日におこなわれたサッカーアジア杯準々決勝日本対オーストラリア。ご存知のとおり、PK戦のすえ日本チームがかちました。新聞には「死闘」とも表現されていましたが、ゲームを終始圧倒的に支配していたのは日本チームです。先制点はゆるしたものの、その3分後に高原の同点ゴールがきまり、それ以後はずっと有利にせめつづけました。後半31分にひとり退場がでてからは、オーストラリアは得点をめざすより失点しないことで延長戦にもちこもうとガチガチにまもりをかためます(それもしのいだのちPK戦できめる、というシナリオ)。11対10という数的優位にたちながらもなかなかきめきれず、やな予感がしたのに、選手たちは最後まであきらめず、とうとうPK戦でのかちをよびこみました。


対オーストラリアというと、どうしてもおもいおこしてしまうのが去年の6月におこなわれたW杯第1戦での試合です。日本はこの試合に惨敗し、そのあとのクロアチア戦、ブラジル戦でも勝ち点をのばすことができずに予選リーグを敗退しました。あのグループにあって、オーストラリアにかてなければ予選リーグを突破することがむつかしいのは、だれの目にもあきらかなことでした。ジーコ体制の4年間の評価がどうなるかは、すべてあのオーストラリア戦が鍵をにぎっていたのです。


でも、フタをあけてみれば後半6分で3失点という劇的な逆転負け。おおくのサッカーファンがなんともいいようのない落胆をあじわった大会となりました。

 

そのおなじ相手に堂々と試合を展開し、そして結果としてかてたことは、オシム監督のもとでのこれまでの方向性がただしかったというなによりの証明になります。自分たちのプレイスタイルに自信をもって試合をする選手たちがとてもたのもしかったし、これからの日本代表チームへの期待がふくらむすばらしい勝利となりました。つぎのオーストラリア戦ではきっと90分できれいにきめてくれるでしょう。

7時20分の試合開始から10時までのながい試合をみおえると、応援のつかれでへとへとになりました。お風呂にはいって頭をほぐしたあと、録画しておいた試合をもういちどのんびりみながら勝利の美酒をたのしみました。