吉田さん

伊藤さんの気持ちよーく分かります。

ヘルパーとして利用者の人たちと街へでると腹が立つことがいっぱいあります。

とってもやさしく声をかけてもらって涙がでるほど嬉しいことも何度もあります。

でも、私が怒りにうちふるえてうったえても

「また仁宮さん怒ってるの?血圧上がるよ」と一蹴されてしまいます。

伊藤さんいいなあ。とちょっとひがんでいます。

 さて、本題に

吉田さんってどんな人?

 沈着、冷静。どんなことが事がおきてもあわてず、いそがずおちついている人。

 仕事が出来る人。

 ブログの投稿にはとくにきびしい人。

『とんでもないペナルティー』を懸賞までだして募集するほどです。

  (こだま特製オリジナルグッズ)って何ですか?

又こだま通信の原稿にもきびしい注文が。

「wさんの文章はかたいですね。のせるのやめました。またブログにでもつかってください」

と却下。

「いいですよ。いつもの事です。」

と笑顔のwさん。心なしか顔がひきつっているのを見逃しませんでした。

こんな非のうちどころのないとみられている吉田さん。

 こだま通信第7号の印刷の時のことです。

パソコンから原稿を直接とりこみすばやく印刷できるレザープリンターをあらたに導入し、第6号から印刷しています。

「1ヵ月前にやったのにどうして印刷できたか覚えていないんですよ。若い人達にいったら、わらわれますよね」

「この前の時は手差しで印刷したと思うけど。つかったら手差しがもとにもどせないんですよ」

なかなか印刷できない様子です。

『用紙がありません』の表示が出ています。

トレーをあけてみるとA4の用紙が入っています。

「トレーのサイズを変えたらどうですか?」とおそるおそる私が口を出しました。

「A3は手差しでするよう山田さんがいってたけど」と吉田さん。

 でもたしか山田さんは

「A3まで印刷できるよ」ととても自慢げにいっていたように思うけど。

トレーのサイズをA3にして用紙を入れて印刷すると問題なく印刷できました。

私はこれで失礼しました。

帰る車の中でこのやりとりをおもいだし、思わずにやけてしまいました。

次の朝には両面印刷されたこだま通信第7号が机の上にほこらしげにおいてありました。

良かったよかった。お疲れ様でした吉田さん。

パソコンにはめっぽおつよい吉田さんですが。

   吉田さんのしかえしがこわ~い 仁宮でした。

                         写真の花は「ウチョウらん」です。