先日、安部さんのブログに、視覚に障がいのある方への伝え方に関して書かれていました。
今回は、聴覚に障がいのある方への伝え方について書いてみます。
コミュニケーションツールとして、手話や口話があります。
筆談やジェスチャーなどもありますね。
では、手話がほぼ分からず、文字も書けず、発語もない場合はどうすればよいでしょう。
せいかつ1に通う利用者さんは、基本的なコミュニケーションツールに絵カードを使用して過ごしています。
一日のスケジュールや次の活動を知るため、自分の要求を伝えるためです。
週5日のうち、2日ほど支援に入らせてもらいますが、まだまだ自分の力不足を痛感しています。
絵カードのみでは伝わらず、ジェスチャーなども交えながらの日々です。
また、絵カードを提示する前に次の行動へ移ってしまうということも起きています。
絵カードを使って要求を伝える前に、現物のある場所まで行ってしまうこともあります。
失敗と反省の繰り返しです。
そんな中、前向きになれることもあります。
以前よりも、突発的な行動が減ってきました。
一日の流れが自身のなかにできて、場所にも慣れてきたということでしょうか。
体調にもよりますが、落ち着いていること、笑うことが増えてきました。
せいかつ1には、和やかな賑やかさがあります。
そんな賑やかさは聞こえていないとは思いますが、雰囲気で察しているのでしょう。
僕の目の前で、ニッコリ笑ってくれます。
見ている方も思わず口角が上がる、とてもステキな笑顔です。
今は単独での活動が多いですが、週に何度かはみんなと一緒の活動に参加しています。
昼食はみんなと一緒に食べて、食後の雰囲気も共有しています。
彼自身、ひとが好きだと先輩職員から聞いています。
少しずつ伝わることが増えて、みんなとの活動に参加する機会が増えていけば、あの笑顔が見れるでしょうか。
それが彼の望む過ごし方だとすれば…。
頑張らないといけませんね。
彼自身のために。
みんなのために。
彼の笑顔は、みんなをハッピーにする魔法ですから。
幸せな時間をたくさんつくるためにも。
以上、冒頭に書いてあったことと、末尾がズレていることは承知の上な八壁でした。
明日は近藤さんです。